スキー上達のために必要なオフトレーニングとは? ~スキーの上達に筋力トレーニングは必要か?~
スポーツパフォーマンスを上げるため・上達のために、 筋力トレーニングは必要なのか?
1番有効なオフのトレーニング方法は?
今回はスキー編です。
スキーは板を踏むための筋力を上げるよりも、 もっと楽に板を踏めるようになる方法があります。
それは、
「足の上にしっかりと重心を載せる」こと。
スキーのレッスンでも、
「体を足の上に載せなさい」と言われると思います。
それはなぜかといえば、
「板を踏んで、雪面に圧を加えるため⇒板をコントロールするために必要だから」
です。


右のイラストの赤い印が総合重心点とすると、
ちょうどくるぶしの真上に来ています。
この場合、真下の足部にダイレクトに体重がかかります。
これが片足レベルで左右出来るようになったとき、
理想の荷重になります。
ターンに左右差がある方は、重心を載せるのが苦手な足があるという事になります。

左のイラストのような姿勢になると、
それぞれ前・後へ体が崩れているので、
全体重が真上から的確にかからなくなります。
さらに、骨格が崩れていると、
それ以上崩れないようにと体が緊張し、
体を支えるために筋肉を使ってしまいます。
ですから、
上のような理想の重心位置にある時に比べ、
荷重効率が悪い上に、
体力・筋肉の消耗も大きいのです。
スキーの上達に直接効果が出やすいオフトレ法は?
姿勢改善トレーニング>筋力トレーニング
「太ももの前が疲れる・・じゃあもっと筋力トレーニングをしなくては!」
と思って、筋力トレーニングをしても、トレーニングで鍛えた体力分はスタミナアップしますが、
やはり疲れるものは疲れます。
重心位置がいい状態には到底かないません。
重心位置を最適化する。
この作業は、板のコントロール性を大きく改善するだけでなく、無駄な力を使わずに済むので
省エネにもつながります。
上を目指す人はもちろん、ミドル・シニアがスキーを長く続けるためにもこの作業は欠かせないと思うのです。